設立者メッセージ
帰り道はすっきりとした気分で、これで手術できる、と感じました。
2014年夏、暑い中汗をかきつつ乳がん検診に行き、9月に乳がんと確定しました。
その後、自分に合う先生を探すのに3か月7件の病院に行き、その年のクリスマスに3cm近い悪性リンパ腫・乳がんを摘出しました。
病院を探す間、手術をあきらめそうになったことも1回ではありません。
毎日の病院探しに、後悔に、涙が出ない日はありませんでした。
勇気も出てきませんでした。
そんな時に、ネットで術後の写真を見て驚きました。
すぐに、知り合いのカメラマンに頼んで、まだきれいなうちの胸の写真を撮影したのです。知り合いですから、もちろん恥ずかしい気持ちもありましたが、撮影している間にリラックスして、「癌」の文字が頭から消え去り、帰り道はすっきりとした気分で、これで手術できる、と感じました。
私の心の中で、何かが大きくジャンプしたのだと思います。おかげで数週間後の手術にも恐れることなく向かうことができました。
でも、その写真を改めて見ることは無いような気がします。
撮ることで、心に刻まれたからです。後に心療内科の先生にお話を伺うと、そういった効果もあるとおっしゃっていただけました。
今、乳がんが確定して、どうしていいかわからないと感じていらっしゃる方へ
きっと何かのお手伝いができると思います、一緒に乗り越えていきましょう。